やさしいタクシードライバー

私の住んでいる地域ではタクシー業界は不況らしいです。
全国的にどうなのか詳しくはわかりませんが、日本経済事態が不況のせいもあるのでしょう。

会社の給料が減り、お小遣いも減り、結果近隣の街まで呑みに出向く機会が減り、そうなると単純に一番タクシーを利用するであろうお酒を呑む人も減ります。
お酒を呑んだ人も、タクシーより代行運転を利用する人のほうが多くなってきているとも聞きます。

私の地域ではタクシー会社もあの手この手でがんばっているように思います。
単純に値引きであったり、ポイントカードを作ってみたり、経費節減効果のため車をすべてプリウスに入れ替えてみたり。
タクシー会社に限ったことではありませんが、不況というのは寂しいものですね。
地域の活性化のため自民党はがんばってほしいです。
私はタクシーを利用するときは、酔っぱらってることが多いので、タクシードライバーの方に色々話しかけてしまいます。
数分の出会いも無駄にしたくない気分になるんです。
そういったときに、酔っぱらいである私の相手をしてくれて、会話好きなタクシードライバーだと車中楽しく過ごせます。
タクシードライバーの方々はそういうやさしい方が多い気がします。

一昨年、こんなことがありました。
会社の呑み会があり、いつものように酔っぱらってタクシーを拾い、帰宅までの約20分間「日本の経済がどう」とか、「会社の上司は変なんです」とか他愛のない話をドライバーとしていました。
そのうち私は、父の話をしました。
脳の腫瘍が見つかって「余命半年」と宣告されていた父の話です。
酔っぱらっても人前では決して泣くことなどない私が、相当な不安を抱えていたのか、感極まって泣きながら話してしまいました。
不安を抱えていたからだけではないですね。タクシードライバーの人柄もあったのでしょう。とても親身になって聞いてくれたんです。

私の家の前に着いても話が途切れなかったので、家の前の駐車場でそれから30分近くも私の話に付き合ってくれました。
当然、そのドライバーとは初対面です。
そして、タクシーを降りる時にドライバーは「これオレの連絡先だから、何かあったら電話してよ!あ、もちろん自家用車でかけつけるからさ(笑)!」
と携帯電話の連絡先を書いて渡しながら、そんな気の利いたことを言い残して去っていきました。
家に入った私は号泣しました。あんなに泣いたのは初めてです。
そのドライバーとはそれっきりで、連絡はとっていませんがあのやさしさを、忘れることはないと思います。

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